クラウドVPNは、クラウド上のVPN終端や、クラウド事業者のVPNサービスを使う構成を指す言葉です。一つの接続方式名ではなく、製品によって用途も異なります。拠点間VPN・リモートアクセスVPNと対立する分類ではなく、「どこにVPNを置くか」と「何をつなぐか」を分けて考えると整理できます。
人気VPNアプリの早見表

使いたい端末数と試用条件を比べて選びましょう。料金は初回の支払総額と更新後の金額を確認してください。
※公式情報の確認日:2026年10月1日。試用は対象プラン・地域・購入経路で条件が異なります。
無料試用と返金保証は別の制度です。試用を継続しない場合は期限内の解約が必要です。申込画面に表示される対象プラン・請求日・金額を確認してください。料金は地域・通貨・キャンペーンで変わるため、過去の為替換算額を現在価格として掲載していません。
出典:ExpressVPNのプラン・台数/ExpressVPNの試用・返金条件/NordVPNの試用条件/NordVPNの返金条件/Surfsharkの試用・台数・返金条件。NordVPNの台数は上記公式料金ページも参照。
クラウドVPNと拠点間VPN・リモートアクセスVPNの関係
| 分類の視点 | 例 |
|---|---|
| 主な接続対象 | 拠点間VPN、利用者端末からのリモートアクセスVPN |
| VPN終端の配置・提供形態 | 社内機器、クラウド上の仮想機器、マネージドサービス |
| 接続方式 | IPsec、OpenVPNなど |
例えば「クラウドのマネージドサービスで拠点間VPNを構成する」「クラウド上へリモートアクセスVPNの終端を置く」という組み合わせがあります。クラウドVPNを入れるために、必ず別のリモートアクセスVPNを二段で通す必要はありません。
個人向けのVPNサービスも事業者のサーバーを経由しますが、それだけで社内のVPCや業務ネットワークへ接続する権限が得られるわけではありません。
AWS・Google CloudのVPNサービス例
AWSは拠点間とクライアント向けを区別
AWS Site-to-Site VPNは、拠点側のネットワークとAWS側をIPsecで接続するサービスです。AWS Client VPNは、利用者の端末からOpenVPNベースのクライアントを使って接続するマネージドサービスです。接続対象と認証・経路の設計が異なります。
Google CloudのCloud VPNはサイト間接続
Google Cloudの製品名であるCloud VPNは、サイト間のIPsec接続を提供します。端末のVPNクライアントが直接ダイヤルインするリモートアクセス用途には対応していません。「クラウドVPN」という一般的な呼び名と、この製品の対応範囲を混同しないでください。
HA VPNには冗長化の構成条件があります。SLAも指定されたトポロジーに左右されるため、サービス名にHAがあれば全経路の障害がなくなる、という意味ではありません。
さくらのクラウド・FJcloud-Vの構成例
さくらのクラウドのVPNルータは、サイト間IPsec VPNやリモートアクセスなどのネットワーク機能を提供します。対応方式・プラン・クライアントOSの組み合わせを、利用前に公式マニュアルで確認します。対応方式として掲載されていることと、安全性や現行OSでの推奨が同じとは限りません。
FJcloud-V(旧ニフクラ)の案内では、拠点間VPNゲートウェイとリモートアクセスVPNゲートウェイが区別されています。古い製品名や旧バージョンの手順を参照すると、現行の対応条件と異なる場合があるため注意してください。
| 比較する項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 接続対象 | 拠点か利用者端末か、他クラウドか |
| 互換性 | 方式、認証、アドレス、ルーティング |
| 可用性 | 終端・回線・相手側機器の冗長性とSLA条件 |
| 運用 | 事業者が担当する部分と利用者が担当する部分 |
国産・海外という区分だけで、既存環境との相性や拡張性を決めることはできません。具体的な製品・プランの仕様で比較します。
固定IPと通信経路はどこを確認する?
「固定IPが必要」という要件は、どの区間で使うのかを明確にします。VPNゲートウェイの対向アドレス、トンネル内のアドレス、Webサービスから見えるインターネット出口IPは、同じものとは限りません。
- 拠点間接続:対向ゲートウェイへ到達できるアドレスと、NAT・回線の条件を確認する。
- 業務システム:必要なルート・戻り経路・通信許可・DNSを確認する。
- 外部SaaSのIP制限:実際の出口経路とNATなどを確認する。クラウドVPNの作成だけでは出口の固定化は完了しない。
- 利用者管理:IPアドレスだけに頼らず、ユーザー・端末・アプリの権限も確認する。
通信が社内へ戻るか、クラウドから直接出るかは設計によります。クラウドへ終端を置くだけで、経路が必ず短くなる・速くなるとは言えません。
クラウドVPNのメリットと管理が残る部分
マネージドサービスでは、VPN基盤の保守や拡張の一部を事業者へ任せられることがあります。一方、自分で仮想マシン上にVPNソフトを構築する場合は、OS・ソフトの更新や監視を自分で担う範囲が増えます。
いずれも、必要なアクセス範囲、認証・証明書、設定変更、退職時の失効、ログ監視、障害連絡といった運用は確認が必要です。オンプレミスとつなぐなら、拠点側機器や回線も残ります。
料金も複数の項目で確認します。VPN接続・ゲートウェイ・クライアント接続、データ転送、アドレス、関連するLANや仮想マシンなど、必要な項目を含めて見積もります。「機器を買わないので必ず安い」とは限りません。
導入が必要かを判断するチェックリスト
- 接続先:プライベートなクラウド内システム、社内LAN、公開SaaSのどれかを整理する。
- 接続単位:拠点全体か、利用者端末かを決める。
- 代替経路:公開HTTPS、専用接続、アプリ単位のアクセス方式なども要件に照らす。
- 互換性と認証:両端の方式、OS、資格情報、アドレス・経路の条件を確認する。
- 品質と復旧:必要な帯域・遅延、冗長化、切り替え手順を確認する。
- 運用分担と費用:更新・監視・証明書・障害対応の担当と、関連料金を確認する。
クラウドを利用するだけならVPNが必須とは限りません。反対に、社内システムが残る環境でもクラウドのVPNサービスが選択肢になることがあります。ネットワークの配置と必要な接続を具体的にしてから選びましょう。
確認した公式情報
- AWS:Site-to-Site VPN
- AWS:Client VPN
- Google Cloud:Cloud VPNの概要
- さくらのクラウド:VPNルータ
- FJcloud-V:拠点間VPNゲートウェイ
- FJcloud-V:リモートアクセスVPNの構成例
確認日:2026年10月20日。
人気VPNアプリの早見表

使いたい端末数と試用条件を比べて選びましょう。料金は初回の支払総額と更新後の金額を確認してください。
※公式情報の確認日:2026年10月1日。試用は対象プラン・地域・購入経路で条件が異なります。
無料試用と返金保証は別の制度です。試用を継続しない場合は期限内の解約が必要です。申込画面に表示される対象プラン・請求日・金額を確認してください。料金は地域・通貨・キャンペーンで変わるため、過去の為替換算額を現在価格として掲載していません。
出典:ExpressVPNのプラン・台数/ExpressVPNの試用・返金条件/NordVPNの試用条件/NordVPNの返金条件/Surfsharkの試用・台数・返金条件。NordVPNの台数は上記公式料金ページも参照。




