VPNの種類とは?方式・利用形態別にわかりやすく一覧で解説

VPNについて調べていると、「IP VPN」「SSL VPN」「リモートアクセスVPN」など、さまざまな呼び方が出てきて戸惑う人は少なくありません。

これらはすべてVPNの一種ですが、分類の基準が異なるため混乱しやすくなっています。このページでは、VPNを方式・利用形態・役割という視点から整理し、どんな種類があるのかを一覧で分かりやすく解説します。細かい設定や比較に入る前に、まず全体像を把握したい人向けの内容です。

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VPNの種類とは?どういう基準で分けられるのか

VPNにはさまざまな呼び方や名称がありますが、実際には無秩序に存在しているわけではありません。VPNの「種類」は、いくつかの明確な基準によって分類されています。この基準を理解しておくと、用語の違いに振り回されず、情報を整理しやすくなります。

VPNは一種類ではない

VPNという言葉は、インターネット上で通信を安全に行う仕組みの総称として使われています。そのため、同じ「VPN」という名前でも、通信の方法や想定されている使い方が異なるケースが多くあります。名称だけで同じものだと判断してしまうと、混乱しやすくなります

方式・利用形態・役割という3つの分類軸

VPNの種類は主に、「どの技術で通信を実現しているか(方式)」「どのように使われるか(利用形態)」「誰のためのものか(役割)」という3つの軸で整理できます。例えば、IPsecやSSLといった方式の違い、リモートアクセスや拠点間といった接続形態の違い、個人向けか法人向けかといった役割の違いです。

このように分類軸を分けて考えることで、同じVPNでも立ち位置が異なることが分かります。

このページで整理するVPNの種類一覧

このページでは、VPNを以下のような視点で整理していきます。

  • 方式の違いによるVPNの種類
  • 利用形態(リモートアクセス・拠点間)による違い
  • 個人向け・法人向けという役割の違い

VPNの方式そのものを比較・整理したい場合は、VPNの種類と方式の違いもあわせて確認すると、全体像をより立体的に理解できます。

方式で分けるVPNの種類

VPNの種類を整理するうえで、まず押さえておきたいのが「方式」による違いです。方式とは、通信をどの技術で実現しているかという視点であり、VPNの仕組みそのものに関わります。ここでは代表的な方式を、役割が分かる形で整理します。

インターネットVPNとは何か

インターネットVPNとは、一般的なインターネット回線を使ってVPN通信を行う方式の総称です。専用回線を使わず、インターネット上に仮想的な専用通信路を作るため、コストを抑えつつ導入しやすい点が特徴です。個人向けVPNサービスの多くは、このインターネットVPNに分類されます。

IP VPNとインターネットVPNの違い

IP VPNは、通信事業者が提供する閉域網を利用して通信を行う方式です。インターネットVPNと異なり、インターネットを経由しないため、安定性や管理性が重視されます。その一方で、導入コストや契約のハードルは高くなりやすい傾向があります。

IPsec・SSL・L2TPという方式名の位置づけ

IPsecやSSL、L2TPといった名称は、VPN通信を実現するための技術やプロトコルを指しています。これらは「VPNそのもの」ではなく、VPNを構成する方式の一部です。例えば、インターネットVPNの中でIPsecやSSLが使われることがあります。

このように、「VPNの種類」と「VPNを実現する技術」が混ざって語られやすい点が、用語理解を難しくしている要因です。

VPNプロトコルという考え方

IPsecやSSLなどは、VPNプロトコルと呼ばれることもあります。これは、VPN通信をどのルールで行うかを定めたものです。方式の違いを理解する際は、「どのプロトコルを使っているか」という視点で整理すると、情報を把握しやすくなります。

VPN方式そのものの違いを比較して理解したい場合は、VPNの種類と方式の違いで詳しく整理しています。

利用形態で分けるVPNの種類

VPNの種類は、使われる技術だけでなく「どのように接続されるか」という利用形態の違いでも分類できます。特に「リモートアクセスVPN」と「拠点間VPN」は、VPNを調べるうえで必ず目にする代表的な分類です。

リモートアクセスVPNとは

リモートアクセスVPNは、個々の端末からVPNサーバーへ接続する形態です。自宅や外出先から社内ネットワークに接続したり、個人が安全にインターネットを利用したりする目的で使われます。「端末単位で接続するVPN」と考えると分かりやすくなります。

スマホやパソコンにアプリを入れて使う一般的なVPNサービスの多くは、このリモートアクセス型に分類されます。

拠点間VPNとは

拠点間VPNは、ネットワーク同士を直接つなぐ利用形態です。複数のオフィスや拠点を常時接続し、あたかも同じネットワーク内にあるように通信できる仕組みです。「ルーターやネットワーク単位で接続するVPN」という点が、リモートアクセスVPNとの大きな違いです。

拠点間VPNは、主に法人利用を前提として設計されており、安定性や管理性が重視されます。

ルーター間接続と端末接続の違い

VPNは、端末から直接接続する場合と、ルーター同士を接続する場合で、設定や考え方が大きく異なります。個人利用では端末接続が一般的ですが、法人利用ではルーター間接続が採用されるケースが多くなります。ここを区別して考えることで、「自分に必要なVPNの種類」が見えてきます。

個人向け・法人向けで見たVPNの種類

VPNは、利用する人や目的によって「個人向け」と「法人向け」に大きく分けて考えることができます。同じVPNという言葉が使われていても、想定されている使い方や設計思想は異なります。

個人向けVPNの特徴

個人向けVPNは、スマホやパソコンにアプリを入れて手軽に使える点が特徴です。外出先のWiFiを安全に使いたい場合や、通信内容を保護したい場合に利用されます。設定の簡単さや使いやすさが重視されており、専門知識がなくても導入しやすい設計になっています。

法人向けVPNの特徴

法人向けVPNは、社内ネットワークや複数拠点を安全に接続することを目的としています。拠点間VPNやIP VPNのように、常時接続を前提とした構成が多く、安定性や管理性が重視されます。ネットワーク全体をまとめて守るという考え方が特徴です。

エントリーVPNや回線サービスとの関係

法人向けの文脈では、「エントリーVPN」や「フレッツVPN」などの名称を見かけることがあります。これらはVPNの方式そのものを指すというより、通信回線やサービスの提供形態を表した言葉です。技術名とサービス名を切り分けて考えることで、混乱を防ぐことができます。

VPNの種類でよくある混乱と勘違い

VPNの情報を調べていると、「種類」「方式」「サービス名」が混ざって説明されていることが多く、理解が難しくなりがちです。ここでは、よくある勘違いを整理し、情報を正しく読み取るための視点をまとめます。

「VPNの種類」と「VPN方式」は同じではない

VPNの種類という言葉は、利用形態や役割を含めた広い意味で使われることがあります。一方で、IPsecやSSLなどは通信を実現するための方式や技術を指します。種類=方式と決めつけないことが、混乱を避ける第一歩です。

サービス名と技術名は別物

VPNサービスの名称に「IP VPN」や「SSL VPN」という言葉が含まれていても、実際には複数の方式を内部で使い分けている場合があります。サービス名だけを見て中身を判断すると、誤解が生じやすくなります。何を実現するサービスかと、どの技術が使われているかを分けて考えることが重要です。

比較するときに見るべきポイント

VPNの種類を比較する際は、名前の違いよりも「誰が」「どこから」「何を守るために」使うのかを基準にすると整理しやすくなります。用途が明確になれば、必要なVPNの種類も自然と絞り込めます。

自分が使っているVPNの種類を確認する方法

すでにVPNを使っている場合でも、「どの種類のVPNなのか分からない」というケースは珍しくありません。ここでは、専門知識がなくても確認するための考え方を整理します。

アプリや設定画面から確認する視点

個人向けVPNサービスを利用している場合、アプリや設定画面に「接続方式」「プロトコル」といった項目が表示されることがあります。IPsecやSSLといった名称が見つかれば、方式の目安になります。表示されている用語は“技術名”である点を意識すると整理しやすくなります。

リモートアクセスか拠点間かで判断する

端末にアプリを入れて接続している場合は、リモートアクセスVPNである可能性が高くなります。一方、ルーター同士が常時接続されている環境では、拠点間VPNとして構成されているケースが一般的です。接続単位が「端末」か「ネットワーク」かを確認すると判断しやすくなります。

分からない場合の考え方

細かな方式が分からなくても、利用目的が整理できていれば大きな問題はありません。個人利用であれば主流のインターネットVPN、法人利用であれば拠点間VPNが使われていると考えるだけでも十分です。

まとめ|VPNの種類は分類軸で整理すると分かりやすい

VPNの種類は、方式・利用形態・役割といった複数の軸で分類されています。名前の違いだけに注目すると混乱しやすいですが、どの軸で分類されているのかを意識することで、情報を整理しやすくなります。

VPN方式の違いをより詳しく比較したい場合は、まとめページである
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で全体像を確認してみてください。用途に合ったVPNを選ぶための判断材料が整理されています。

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