VPNってWi-Fiとは違うの?それとも一緒に使うの?──そんな疑問を持っていませんか?この記事では、VPNとWi-Fiの違いや併用の必要性をわかりやすく解説します。「VPNがWi-Fiで繋がらない」「フリーWi-Fiでは防御できない」など、初心者が直面しがちなトラブルへの対処法もまとめました。自宅・外出先・旅行先のすべてで安心してインターネットを使いたい人は、ぜひ最後までチェックしてください。
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「VPNとWi-Fiって、なんとなく同じようなものじゃないの?」と思っている方も多いかもしれません。ですが実際は役割も仕組みもまったく違うものです。この章ではまず、Wi-FiとVPNの違いを明確にし、そのうえで「両方必要なの?」「一方だけでいいの?」という疑問に答えていきます。
VPNとWi-Fiの違いとは
Wi-Fiとは、インターネットに接続するための無線通信の手段です。自宅にあるルーターや、カフェのフリーWi-Fiなど、私たちがスマホやPCをインターネットにつなげるときに使っているのがWi-Fiです。
一方でVPN(仮想プライベートネットワーク)は、通信内容を暗号化して第三者から見えなくする技術です。Wi-Fiとは根本的に役割が異なり、「セキュリティ対策」や「通信のプライバシー保護」に特化したサービスといえます。
つまり、Wi-Fiは“道路”であり、VPNはその上を走る“防弾車”のようなもの。どちらか一方ではなく、併用することで安全かつ快適にインターネットを使えるのです。
項目 | Wi-Fi | VPN |
---|---|---|
役割 | 通信手段 | 通信の暗号化と匿名化 |
使用目的 | インターネット接続 | セキュリティ・プライバシー保護 |
場所 | 自宅、公共施設、カフェなど | どこでも使用可能 |
セキュリティ | 暗号化されていないこともある | 高度な暗号化で安全性が高い |
VPNとWi-Fiはどちらか一方だけでいい?
結論から言うと、VPNとWi-Fiはどちらか一方では不十分です。それぞれが別の役割を担っているため、一緒に使うことで初めて安全で快適なインターネット環境が実現します。
たとえば、自宅のWi-Fiだけを使っている場合、通信内容はインターネット上で“丸見え”の状態です。これでは、ハッキングや盗聴、Wi-Fi乗っ取りなどのリスクがあります。
一方、VPNは通信内容を暗号化する技術ですが、インターネット接続そのものはWi-Fiやモバイル回線などに依存します。つまりVPN単体ではインターネットに接続できません。
したがって、Wi-Fiで接続したうえでVPNをオンにする、という使い方が基本となります。
なお、VPN接続時には「wi-fi vpn オフ」にしないよう注意が必要です。VPNを有効にしていても、Wi-Fi接続が不安定だと保護が途切れる可能性があります。
セキュリティと安定性の両立を考えるなら、▶ ExpressVPNや▶ NordVPNのような自動キルスイッチ搭載のVPNを使うのがおすすめです。
VPNとWi-Fiはどう併用すべきか?
VPNとWi-Fiは「役割が違うから併用すべき」と言われても、実際どう使えばいいのかピンとこない人も多いかもしれません。ここでは、VPNとWi-Fiを一緒に使うときの正しい手順やコツを紹介します。
基本的には、以下の手順で利用します:
- 1. 自宅や外出先のWi-Fiに接続する
- 2. VPNアプリを起動し、接続先の国を選択
- 3. VPNが「接続中」表示になったことを確認する
- 4. インターネットを利用する
VPNはWi-Fiの通信内容を保護する“カバー”のようなものです。そのため、接続の順番としては必ず「Wi-Fi→VPN」の順にしてください。
また、VPNをオンにしたあとにWi-Fiを切り替えると、一時的にVPNが無効になるリスクがあります。移動中や電波が弱い場所では特に注意が必要です。
こうした不意の切断にも対応できる「VPN自動再接続機能」や「キルスイッチ」が搭載されているVPNを選べば安心です。
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▶ ExpressVPN公式サイト
▶ NordVPN公式サイト
「VPNをつけたらネットが遅くなった…」「Wi-Fiに繋がっているのにVPNが機能しない」──そんな悩みを感じたことはありませんか?この章では、VPNとWi-Fiの接続エラーの原因とその対処法を具体的に解説していきます。
よくある接続エラーとその原因
VPNがWi-Fi環境で正常に使えない原因には、以下のようなものがあります:
- VPNアプリが最新バージョンではない
- ルーターやWi-Fiの通信が不安定
- セキュリティソフトとの競合
- VPN接続数の制限(同時接続の上限)
また、VPNサーバーの混雑や遅延も原因になることがあります。
「vpn wifi インターネットなし」と表示されるときの対処法
VPNを接続した状態で「インターネットなし」と表示された場合、次の点をチェックしてください:
- VPNアプリを一度オフにし、Wi-Fi単体でネットに繋がるか確認
- VPNの接続国を変更してみる(別のサーバーに切り替える)
- VPNアプリを再起動し、最新版にアップデートする
vpn wifi 接続できない状態が続くときは、まずWi-Fiルーターの再起動も有効です。
自宅Wi-FiでVPNに繋がらない場合のチェックリスト
以下の点を順番に確認していきましょう:
- 自宅Wi-Fiが安定してインターネットに接続されているか
- VPNアプリが最新かつ正常に動作しているか
- ファイアウォールやウイルス対策ソフトの例外設定
- ルーターがVPN通信(L2TP、OpenVPNなど)をブロックしていないか
どうしても繋がらない場合は、ExpressVPNやNordVPNなどのサポートチャットを活用しましょう。
コンビニやカフェ、駅などで使えるフリーWi-Fiは便利ですが、セキュリティが脆弱です。ここでは、なぜVPNの併用が必須なのか、そして完全に安全に使うための方法を解説します。
公衆Wi-Fiが危険な理由とは(盗聴・乗っ取り・暗号化されていない)
公衆Wi-Fiは、多くの場合で通信が暗号化されておらず、ハッキングや盗聴、Wi-Fi乗っ取りのリスクがあります。実際に、wifi情報漏洩事例も多数報告されています。
VPNを使っても防御できないケースとは?
VPNを使えば通信は暗号化されますが、Wi-Fi自体に不正な仕掛けがある場合(偽装アクセスポイントなど)は危険です。また、VPNをオンにする前に不正Wi-Fiに接続していた場合、情報は漏れてしまいます。
したがって、VPNを併用するだけでなく、信頼できるSSIDのみを選ぶ・自動接続をオフにするなどの対策も必要です。
フリーWi-Fi利用時のVPN活用方法と注意点
フリーWi-Fiを利用する際は、以下の点を守りましょう:
- VPNを接続してからインターネットを利用する
- 自動接続設定をオフにする
- 重要な操作(ログイン・クレカ情報入力)は避ける
- 信頼できるVPN(例:ExpressVPN)を使用
VPN Wi-Fi 違いを理解して正しく使うことで、公衆Wi-Fiでも安全性を保つことができます。
VPNを快適に使うには、対応ルーターの導入や、旅行時のVPN WiFiレンタルといった選択肢も重要です。この章では、用途別におすすめの方法を紹介します。
VPN対応ルーターとは?仕組みとおすすめ製品
VPN対応Wi-Fiルーターとは、VPNの設定をルーター側で行える機種のことです。家庭内すべての端末をVPN経由で接続できるのが最大のメリットです。
代表的なモデルとしては以下があります:
- ASUS RT-AXシリーズ(OpenVPN対応)
- TP-Link Archerシリーズ(L2TP/IPSec対応)
- ExpressVPN対応のAircoveルーター
ルーターでVPNを設定することで、ゲーム機やスマートTVなどアプリ非対応機器もVPN通信が可能になります。
VPN WiFiレンタルとは?旅行・海外出張に便利な選択肢
VPN機能が内蔵されたWiFiルーターをレンタルできるサービスがあります。これは特に海外旅行や出張時に役立ちます。
たとえば:
- グローバルWiFi + セキュアVPNオプション
- イモトのWiFi VPN付きプラン
これらを利用すれば、現地SIM不要で安全なネット接続が可能です。フリーWi-Fiよりも遥かに安全性が高いのが魅力です。
中国などVPN規制国でのWi-Fi利用の注意点
中国・ロシア・トルコなどの国ではVPN規制が存在するため、VPNが機能しない、または接続が不安定になることがあります。
このような国でVPNを使う場合は:
- 事前にアプリをインストール&動作確認
- ステルスモードや難読化機能付きVPNを選ぶ(例:ExpressVPN、NordVPN)
- VPN非対応時に備えて、重要な作業は現地で行わない
中国旅行時におすすめのVPNはこちら:
▶ ExpressVPN(中国対応)
ここでは、筆者が実際に体験したVPNとWi-Fiのトラブル事例をご紹介します。VPN初心者の方が陥りやすいミスや、旅行・出張先でのWi-Fi接続失敗談などを元に、気をつけるべきポイントをまとめました。
まず1つ目の失敗は「VPNをオンにせずにフリーWi-Fiに接続してしまった」ことです。旅先のカフェでネットを使おうとした際、つい油断してVPNを起動しないままログイン操作をしてしまいました。幸い被害はありませんでしたが、もし悪意のある第三者がいたら、個人情報が抜き取られていた可能性もあります。
2つ目は「VPNを繋いだ状態で中国出張に行き、接続できなくなった」こと。日本で普段使っていたVPNは中国では機能せず、GoogleもLINEも使えない状況に。事前に中国対応のVPN(▶ ExpressVPN)を用意しておくべきだったと痛感しました。
最後は「VPNをルーターに設定したら家庭内の一部機器がネットに繋がらなくなった」ケース。調べたところ、VPN非対応のIoT機器や古いテレビは接続に問題が出ることがあるようです。VPNルーターを使う際は、家庭内機器との相性確認も忘れずに。
こうした実体験を通してわかったのは、VPNとWi-Fiは便利な反面、正しく使わないと逆効果にもなり得るということです。
VPNを使うとWi-Fiが遅くなる?
VPNを使うと通信が暗号化され、サーバーを経由するため、多少の速度低下が発生することがあります。ただし、高品質なVPNサービス(ExpressVPNやNordVPNなど)を使えば、ほとんど気にならないレベルです。
速度が大幅に低下する場合は、接続サーバーの混雑や使用中のWi-Fiの電波状況を見直してみましょう。
VPNの接続台数に制限はある?(同時接続)
VPNサービスには、同時に接続できる端末数に制限があります。多くのVPNでは5〜10台程度が上限です。
複数人で利用する場合や、スマホ・PC・タブレットなど複数端末で使いたい方は、同時接続数が多いVPNを選ぶと便利です。
VPNルーターを使えば、家庭内のすべての機器を1台分としてカウントできるのでおすすめです。
VPN使用中にWi-Fiを切ったらどうなる?
VPN使用中にWi-Fiを切ると、VPN接続も一度切断されるのが通常です。モバイル回線に自動で切り替わる場合は、VPNの再接続が自動で行われるかを確認しておきましょう。
キルスイッチ機能があるVPNなら、再接続までの間に通信が漏れるのを防いでくれるので安心です。
この記事では、VPNとWi-Fiの違いと併用方法を中心に、初心者にもわかりやすく解説してきました。最後に、自宅・外出先・ルーター利用という3つのシーンごとに、ポイントをおさらいしておきましょう。
- 自宅での利用: 安定した通信環境でもVPNを併用することで、個人情報や通信内容を暗号化できます。在宅ワークやネットバンキングを安全に行いたい方に特におすすめです。
- 外出先のフリーWi-Fi: フリーWi-Fiは盗聴・乗っ取りのリスクがあるため、VPNとの併用は必須です。信頼できるVPNを事前に準備しておきましょう。
- VPN対応ルーターの活用: 家族全体でVPNを使いたい方や、IoT機器も保護したい方は、VPN設定済みルーターの導入が便利です。
VPNとWi-Fiの組み合わせは、安全なインターネット利用に欠かせない基本です。ぜひこの記事を参考に、自分に最適なVPNの使い方を見つけてください。
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