「VPNを使えば警察に特定されない」「ノーログなら完全匿名」といった言葉を見て、本当に安全なのか気になっていませんか。実際、SNSでの誹謗中傷や開示請求のニュースが増え、VPNと特定の関係に不安を感じる人は少なくありません。本記事では、ノーログVPNの仕組み、開示請求の流れ、国やログの違いまで整理し、VPNで防げること・防げないことを冷静に解説します。
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※2025年11月10日時点の情報
「VPNを使っていれば特定されない」と思っていませんか。IPアドレスを偽装できる以上、追跡は不可能だと感じるかもしれません。しかし実際は、VPNは“匿名性を高める技術”であって、“身元を消す装置”ではありません。まずは、この誤解を整理することが重要です。
なぜ「VPNならバレない」と言われるのか
VPNを利用すると、アクセス先には自分のIPではなくVPNサーバーのIPが表示されます。この仕組みから、「足跡が消える」と誤解されやすいのです。
- IPアドレスが別の国に変わる
- 接続元が隠れるように見える
- 追跡が難しくなる
確かに追跡の難易度は上がりますが、“不可能”にはなりません。
IP偽装と匿名性の誤解
IPを変更することと、個人を完全に匿名化することは別問題です。SNSのアカウント情報、メールアドレス、端末情報など、IP以外にも特定に繋がる情報は存在します。
| 要素 | VPNで隠せるか |
|---|---|
| IPアドレス | 隠せる |
| アカウント情報 | 隠せない |
| 端末識別情報 | 隠せない |
IPだけを変えても、他の情報が残れば特定の糸口になります。
VPN=完全匿名ではない理由
VPN事業者が接続ログを保存している場合、法的手続きによって情報が提供される可能性があります。また、重大な違法行為が疑われる場合、国際的な捜査協力が行われるケースもあります。
VPNは“特定を困難にする手段”であって、“免罪符”ではありません。
次は、ノーログVPNでも特定される可能性があるのかを具体的に整理します。
「実際どうやって特定されるの?」という疑問に答えるため、流れを整理します。特定は“いきなり警察が個人情報を見る”わけではありません。段階を踏んで、法的手続きに基づいて行われます。
Twitter開示請求の流れ
SNSでの誹謗中傷などが問題になると、まず投稿プラットフォームに対して発信者情報開示請求が行われます。
- 被害者が弁護士を通じて開示請求
- 裁判所が妥当性を判断
- プラットフォームがIP情報を開示
ここで取得されるのは、投稿時のIPアドレスなどです。
最初に開示されるのは“投稿時のIP”です。
裁判所命令と警察の捜査
IPアドレスが判明すると、そのIPを管理するISPに対して情報提供が求められます。ここでも裁判所命令などの正式手続きが必要です。
| 段階 | 対象 |
|---|---|
| 第1段階 | プラットフォーム(IP取得) |
| 第2段階 | ISP(契約者情報) |
| 第3段階 | 必要に応じてVPN事業者 |
複数の事業者を経由するため、単純ではありません。
ISPとVPN事業者の役割
VPNを利用している場合、プラットフォームが取得するIPはVPNサーバーのものになります。そこからVPN事業者へ照会が行われる可能性があります。
ログが存在するかどうかで結果は変わります。
監視の仕組み全体については、こちらのページでも整理しています。
次は、海外VPNなら日本警察の捜査は及ばないのかを解説します。
「海外のノーログVPNなら日本の警察は手出しできない」といった情報を見たことがあるかもしれません。しかし実際は、国境を越えた捜査協力の枠組みが存在します。所在地が海外だからといって、絶対に情報提供が行われないとは限りません。
ノーログVPNと国の違い
VPN事業者はさまざまな国に拠点を置いています。中にはログ保存義務が緩い国もありますが、それでも裁判所命令や国際協力の対象になる場合があります。
| 要素 | 影響 |
|---|---|
| 拠点国の法律 | ログ保存義務の有無 |
| 国際条約 | 捜査協力の可否 |
| 事業者の方針 | 情報提供の範囲 |
国が違えば難易度は変わりますが、ゼロにはなりません。
国際捜査協力の仕組み
重大事件の場合、各国の捜査機関は国際的な協力枠組みを通じて情報を求めることがあります。これは通常、裁判所の手続きや外交ルートを経て行われます。
- 捜査共助条約(MLAT)
- 裁判所命令の送達
- 事業者の内部審査
“海外だから絶対安全”という単純な構図ではありません。
NordVPN 警察という誤解
特定のブランド名と警察を結びつけた検索も見られますが、重要なのはブランド名ではなくログ方針と法的対応です。大手VPNは透明性レポートを公開している場合もあります。
ブランド名だけで安全性を判断するのは危険です。
次は、誹謗中傷とVPN利用の関係について具体的に整理します。
「ノーログVPNなら誹謗中傷しても特定されない」といった情報を見かけることがあります。しかし実際は、民事・刑事いずれの場合でも、法的手続きが進めば特定に至る可能性はあります。VPNは特定を“難しくする”だけで、違法行為を無効にするものではありません。
ノーログVPN 誹謗中傷は安全?
ノーログとされるVPNでも、接続時間や支払い情報が残っている場合があります。また、SNS側が保持するログやアカウント情報はVPNとは無関係です。
VPNは投稿内容の責任を消す仕組みではありません。
民事と刑事の違い
誹謗中傷の場合、被害者が民事で発信者情報開示請求を行うケースが多いです。一方、重大な脅迫や犯罪行為は刑事事件として扱われ、警察が捜査を行います。
| 区分 | 主体 | 目的 |
|---|---|---|
| 民事 | 被害者 | 損害賠償・情報開示 |
| 刑事 | 警察・検察 | 犯罪捜査 |
どちらも正式な手続きを経て進みます。
実際に特定されるケース
実際には、IPログとISP契約情報、SNSアカウント情報などが組み合わさって特定に至るケースがあります。VPNがあっても、ログや他の情報が存在すれば糸口になります。
VPNは“免責ツール”ではありません。
次は、どのようにVPNを理解すればよいのか、冷静な判断基準をまとめます。
ここまで読むと、「結局どう考えればいいのか」と感じるかもしれません。大切なのは、“バレない方法”を探すことではなく、VPNの役割と限界を正しく理解することです。過度な安心も、過度な恐怖もどちらも危険です。
ログの種類を理解する
まず確認すべきは、どのログが保存される可能性があるかです。
| ログ種別 | 内容 | 重要度 |
|---|---|---|
| 閲覧ログ | どのサイトに接続したか | 高 |
| 接続ログ | 接続時間・サーバー情報 | 中 |
| 支払い情報 | 契約者情報 | 高 |
“ノーログ”でも、すべての記録が消えるわけではありません。
無料ノーログVPNの落とし穴
無料VPNが「ノーログ」と宣伝していても、第三者監査がなかったり、運営情報が不透明な場合は注意が必要です。収益源が不明なサービスは、別の形でデータを活用している可能性があります。
価格よりも透明性を優先してください。
「おすすめ」で選ぶ危険性
ランキング記事や広告だけで判断するのは危険です。確認すべきポイントは次の通りです。
- ログポリシーが具体的に明記されているか
- 第三者監査の有無
- 透明性レポートを公開しているか
“特定されないVPN”という表現は存在しません。
最後に、本記事のまとめとしてVPNで防げる範囲を整理します。
ここまで、「VPN 警察 特定」という強い不安ワードを構造で分解してきました。結論はシンプルです。VPNは特定を“難しくする”ことはできますが、“不可能にする”ものではありません。IPアドレスは隠せても、ログ・アカウント情報・支払い情報・端末情報など、他の手がかりは残り得ます。
VPNで防げること・防げないこと
| 項目 | VPNで防げるか |
|---|---|
| IPアドレスの露出 | ◯ 防げる |
| ISPからの接続先把握 | ◯ 軽減できる |
| SNSアカウント情報の紐付け | ✕ 防げない |
| 裁判所命令による情報照会 | ✕ 無効化できない |
VPNは匿名性を高める“手段”であり、責任を消す“装置”ではありません。
不安になったときの確認ポイント
- 利用しているVPNは本当にノーログか
- ログの範囲はどこまでか
- 自分は法的に問題のある行為をしていないか
恐怖を感じたときほど、「仕組み」で考えることが重要です。
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